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『2050年には全5261万世帯の44.3%に当たる2330万世帯が1人暮らしとなり、うち65歳以上の高齢者が半数近くを占める』
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先月に厚労省の国立社会保障・人口問題研究所が公表したこの数字は一時Xでトレンドにランクインするなど、衝撃の波紋が広がっている。
“人生100年時代”と言われる一方で、歯止めの効かない少子高齢化が進む日本。先行きの見えない状況下で老後を迎えるにあたり、私たちはどう備え対処していけばよいのか。
「20万時間」――。
これは、あなたが定年退職してから過ごすことになる、老後の人生の長さです。
この永遠のようにも思える時間を、多くの日本人はお金の不安を抱きながら生きていくことになりそうだ、と聞いたら、あなたは驚くでしょうか。
厚生労働省が公表した第23回生命表(2020年版)によると、65歳時点の平均余命(平均してその後何年生きられるか)は、男性は約20年、女性は約25年です。
仮に、あなたが65歳で退職して25年生きるとしましょう。25年間は時間に換算すると
21万9000時間です。つまり、およそ20万時間があなたの”老後”ということになります。
この膨大な時間を、お金の心配なく楽しく暮らせれば万事OK、何の問題もないでしょう。しかし、現実は少し違うようです。
総務省の家計調査報告書を過去10年にわたって追っていくと、高齢世帯の赤字額の平均値は、夫婦世帯で月5万円、単身世帯で月3.5万円です(実収入から支出を引いた不足分の2010~2019年における平均値。2020年以降はコロナの影響により支出が急速に落ち込んだため、平均値の計算からは除外)。
つまり、夫婦世帯なら5万円×12カ月で年間60万円、単身世帯なら3.5万円×12カ月で年間42万円ものお金が不足することになります。
老後生活を仮に25年間とすると、年金をもらっていても夫婦で1500万円(60万円×25
年)、単身でも1050万円(42万円×25年)が不足することになります。
この数字が何を意味するか、もうおわかりでしょう。
退職した時点でこれだけのお金がなければ、寿命が尽きる前に生活資金のほうが底をついてしまうのです。
これは、現在の高齢世帯の赤字額から推計した数字です。そのため、将来の高齢世帯はもっと苦しくなる可能性が高いと思われます。なぜなら、私たちが将来もらえる年金は今より少ない可能性が極めて高いからです。
(略)
※前スレ
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